同位体物質循環分野

同位体物質循環分野について

寒冷域の生態系におけるエネルギーの流れを解明する

私達の地球には多種多様な環境があり,生物はそれぞれの環境にうまく適応して生きています。これは,生物あるいは生態系が,極めて長い年月をかけて行われてきた try & error の結果として,資源(エネルギー)を最も効率的に獲得,貯蓄,利用するように進化してきた結果であると考えられています。しかし,植物プランクトンや植物(光合成)によって得られた太陽エネルギーが,生態系の中でどのように移動・消費されていくのかを数字として表すこと(=定量的に示すこと)は,ほとんどできていません。とくに,寒冷域では大きな季節変化により,一年を通して獲得・貯蓄・利用のバランスが大きく変化するため,その正確な理解は,まだまだとても難しいのが現状です。

同位体物質循環分野Photo2 【サイズ552変更】

研究内容

私たちは,①野外での観察,②実験室での飼育:低温環境を模した環境を水槽や飼育チャンバーの中で再現,③最先端の科学分析:有機化合物の安定同位体比分析法の開発と応用,の3つを組み合わせ,寒冷域の生物・生態系,環境における「エネルギーの流れ」を定量的に解明する研究に取り組んでいます。これらの研究から得られた成果は,寒冷域で生物がどのように「うまく」生きているのかの理解を進め,また,季節変化や地球温暖化などの環境変化に対して生物がどのように応答するのかを正しく評価することに繋がります。

同位体物質循環分野Photo3

基金の使途

同位体物質循環分野Photo4
  1. 水槽や飼育チャンバーの製作に関わる経費への支出
  2. 最先端の科学分析法の開発と運用に関わる経費への支出
  3. 当分野で研究を行う大学院生・博士研究員の研究に関わる経費,および学会発表(国内・海外)に関わる経費への支出

ご寄附の特典

特典
  1. 1万円以上のご寄附をいただいた方には、低温科学研究所独自の返礼品をご用意しております。

その他「北大フロンティア基金」の特典が適用されます。