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飲酒事故の防止

 北大では、学生の飲酒事故の防止について、機会あるごとに繰り返し注意を喚起していますが、残念ながら、20歳未満の者の飲酒行為や過度の飲酒で救急搬送される事故が多く発生しています。学生のみなさんは、飲酒についての正しい知識を学び、飲酒する機会において重大な事故が生ずることのないよう節度ある行動を取るようにしてください。

 なお、20歳未満の者の飲酒は法律違反であり、飲酒を無理強いした者は刑事罰の対象となりますので、くれぐれも注意してください。

 また、飲酒による社会的なモラルを問われる行為により、たびたび一般市民や団体等から苦情が寄せられています。これは飲酒の上での行為といえども許されることではなく、一部の学生の行為が大学全体の品位を汚すような重大なことにもなりますので、北大生として規範たる行動を取るよう心がけてください。

 急性アルコール中毒により本学病院に救急搬送された学生の個人情報(受診情報)の取扱いについて

 本学では平成22年10月から、急性アルコール中毒により北大病院に救急搬送された学生の受診情報を、飲酒事故再発防止のために正規の手続きを経て学内利用することになっています。

 これは、学生のみなさんの生命を守るとともに、飲酒による救急搬送数の増加により緊急を要する他の患者の受入れができなくなる等、北大病院の救急医療業務への支障をなくすためのものです。

 なお、この取扱いは北大病院に「救急搬送」をしないよう求めているものではありません。万一、過度の飲酒等により緊急事態が起きた場合は、他の病院の関係者や救急隊員に迷惑をかけることのないよう、躊躇せずに北大病院へ救急搬送するよう依頼してください。

 また、本人又は救急搬送の同行者は、学務部学生支援課等の事務窓口又は学科長、講座主任、専攻主任、ゼミ・研究室の指導教員、あるいはクラス担任・副担任、学生サークル団体の顧問教員等に速やかに報告してください。

北大生泥酔事案報告

~悲劇を繰り返さないために~

 学生のみなさんは、コンパなどでお酒の席に参加する機会が多いと思います。ご存じのとおり、20歳未満の者の飲酒は法律で厳しく禁止されています。また、20歳以上の者であっても飲酒の危険性をしっかりと認識して事故を起こさない飲み方を心がけてください。そして、自己の許容範囲を正しく認識し、飲めないお酒は断る勇気を持ってください。

 北大では、平成25年7月に、飲酒による死亡事故が発生しました。毎年、学生対象の飲酒事故防止講習会、大学祭での飲酒禁止などで事故防止活動を継続して行ってきた中で発生したことは、痛恨の極みです。事故発生後直ちに、飲酒事故防止に関する指導会や、事故を起こした当該の学生団体に対する個別学習会等で対策を更に強化していますが、学生のみなさんも、お酒の危険性を今一度認識して下さい。

  飲酒事故防止のために

   ◎ お酒の席には飲酒をしない監視者を複数配置すること。

   ◎ 20歳未満の者が飲酒しないよう、本人・周囲・お店で注意すること。

   ◎ 「場のノリ」は立派なアルハラと認識すること。

   ◎ 泥酔と昏睡は紙一重で、危険な時は救急車の要請をためらわないこと。

   ◎ 一次救命処置を学習しておくこと。

  酔いつぶれた人の介護は

   ◎ 絶対に一人にせず、目を離さない

   ◎ 衣服をゆるめて楽にする

   ◎ 体温低下を防ぐために毛布などをかける

   ◎ おう吐物で窒息するのを防ぐために横向きに寝かせる

  こんな時にはすぐ救急車を

   ◎ 大いびきをかいて、つねっても反応がない

   ◎ 倒れて、口から泡をふいている

   ◎ 体温が下がって全身が冷たい

   ◎ 呼吸が異常に浅くて早い、または異常にゆっくり

   ◎ 大量に血を吐いた

   ◎ 尿や便の失禁

【酔いの状態(引用先:アルコール健康医学協会)】

爽快期

さわやかな気分になる/皮膚が赤くなる/陽気になる/判断力が少しにぶる

ほろ酔い期

手の動きが活発になる/抑制がとれる(理性が失われる)/体温が上がる/脈が速くなる

酩酊初期

気が大きくなる/怒りっぽくなる/立てばふらつく

酩酊期

千鳥足になる/何度も同じことをしゃべる/呼吸が速くなる/吐き気・おう吐がおこる

泥酔期

まともに立てない/意識がはっきりしない/言語がめちゃめちゃになる

昏睡期

ゆり動かしてもおきない/大小便はたれ流しになる/呼吸はゆっくりと深い/死亡

 ※ 保健センターでは、「アルコールパッチテスト」を行っています。

   自分のアルコールへの耐性について検査してみてください。