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危険ドラッグに注意

● 危険ドラックとは
 麻薬や覚醒剤ではないが、それらと同じような幻覚や興奮作用などの有害性が疑われる薬物のことであり、繁華街やインターネットなどで脱法ドラック、脱法ハーブ、合法ドラッグや合法ハーブとして「合法」であることをうたって販売されており、若者を中心に急激に乱用が広がっています。
   危険ドラッグは、覚醒剤などの規制薬物と似た作用をもつ化学物質が含まれていますが、法律による規制の網の目をかいくぐる新たな物質が登場するなど、規制が難しいのが実情です。
   しかし、現在は規制対象外であっても、今後、含まれている物質の分析が明らかになれば、規制薬物に追加されることもあります。法律で規制されていないから大丈夫ということではありませんので、誤解しないようにしてください。
   また、平成26年4月1日より指定薬物の「所持」、「使用」、「購入」、「譲り受け」が新たに禁止されました。違反した場合、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金又はこれらが併科されます。

• 危険ドラッグの被害例等
  健康被害
   主に意識障害、おう吐、けいれん、呼吸障害が挙げられます。平成24年11月に、東京都でいわゆる脱法ハーブを吸引した女性が死亡するといった例もあります。
    異常行動
   幻覚、妄想が殺人や放火などの犯罪や暴走運転による交通事故を引き起こすことがあります。
   平成24年には、函館で脱法ハーブを吸って車を運転中、追突事故を起こし運転過失傷害容疑で逮捕された例や札幌市内で幻覚により住居侵入罪容疑で逮捕された例があります。

   危険ドラッグは、お香、ハーブ、芳香剤、ビデオクリーナーと称して販売されていますが、摂取することによる健康被害や殺傷事件・事故等は、覚醒剤や大麻などの違法薬物と何ら変わらないものとして認識する必要があります。

 危険ドラッグを摂取すれば、違法薬物と同様の健康被害を生むことは明かで、危険ドラッグの中には大麻の数十倍の幻覚作用がある薬物が含まれていたという報告や同一製品(同分量)であっても成分が均一でない(ムラがある)との報告もあります。一時の興味本位等の安易な気持ちから大学生活が台無しにならないように危険ドラッグは、買わない、使わない、かかわらないよう切にお願いします。