脳科学専攻の概要

脳科学専攻の概要

 脳科学専攻は、脳科学研究教育センターが推進する融合的な脳科学研究の成果を反映させながら同分野の人材を継続的に育成するための教育プログラムです。同専攻は、脳科学研究教育センターの下に設置し、関係学院等の協力のもとに機動的な教育プログラムを編成します。これにより、履修学生がより広い視野をもって所属学院等(以下「ホスト学院等」という。)で研究を進め、分野融合的な脳科学研究の重要性を理解することを促進させます。
 脳科学専攻を履修できるのは、脳科学研究教育センター教員が所属する研究院等の大学院修士課程及び博士後期課程(医・歯・獣医学院の博士課程を含む。)の正規履修学生です。履修学生は、ホスト学院等の研究と並行して脳科学専攻の教育プログラムを履修します。
 脳科学専攻が指定する授業科目の修得単位は、それぞれの学院等が定める規程の範囲内でホスト学院等の修了要件の単位に算入することができます。履修学生は、ホスト学院等における研究指導とともに、脳科学専攻における研究指導を受け、融合的脳科学分野の学位論文を完成させることになります。

教育プログラム内容

 脳科学専攻の教育プログラムは、脳科学に関する幅広い視野(学際性)を持ち、問題探索・解決能力を有し、柔軟な発想(独創性)と新たな領域を開拓するフロンティア精神を併せ持った人材の育成を目指して編成されています。
 履修学生は、各自のホスト学院等(専攻)の授業科目と併行して脳科学専攻が指定する授業科目(14単位以上)を修得します。これにより、脳機能には生得的・遺伝的な要素と後天的・可遡的な要素があることを理解し、ヒトの脳機能の多様性の多くは、発達過程における脳の適応の結果であることを理解します。また、心が脳によってつくり出されることを理解し、意識や行動を支える脳回路や神経活動がどのようなものであるか学びます。さらに、これらを調べる研究手法について学びます。
これらを通し、「脳を知る」、「脳を守る」、「脳を創る」、「脳を育む」、「脳を操作する」 ことについて横断的な知識を備え、各自の研究に応用し、ホスト学院等における学位論文として完成させます。

指定授業科目

  • 2024年度脳科学専攻 履修指定授業科目一覧
  • 修了要件

  • ・教育プログラムの所定の授業科目を履修し、選択必修科目8単位以上を含む14単位以上を修得
  • ・修了論文の審査に合格
  • ・所属学院等における課程の修了認定
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