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第25回:菅原 修孝 理事

構内交通安全について

 こんにちは。理事の菅原です。今回のテーマは、日頃気にかかっている札幌キャンパスの交通安全について書かせてください。多くの皆さんが分かりきっている当たり前のルール・マナーなどについて記すことになりますが、どうぞお許しください。

 私は、本学の安全衛生を担当する役員です。本学の施設で活動するすべての学生さん、教職員の皆さん、構内・事業場で業務にあたられている皆さん、そしてキャンパスを訪れる多くの方々が、構内で事故を起こしたり、事故にあったり、ケガをされたりということがないよう毎日願っています。

 コロナによる諸活動の制限が解除・緩和されることとなり、春、新年度を迎え、キャンパスに集まる方々が増えてきました。コロナ前のにぎわいあるキャンパスが戻りつつあり、喜ばしく感じています。しかし、一方でこうした状況は安全に対する諸々のリスクが高まることにもなります。札幌キャンパスでは、クラーク会館から北18条門に通ずる「中央通り」、大学病院駐車場横の北13条門から工学部に至る「北13条通り」で、車両、自転車、歩行者そしてランナーが絶え間なく交錯する、危険な光景を眼にすることが少なくありません。明らかに交通ルールやマナー違反ですよね、といった行為・行動も多く見られます。

 以下は、札幌キャンパス構内の公用掲示板に貼られている「構内交通安全ルールとマナー」にもある注意とお願いです。

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 車両の構内走行速度は25kmです。構内では歩行者優先で、道路は駐停車禁止です。

 自転車は、車道の左側を一列で走行します。並走は禁止です。二人乗り、走行中のスマホ操作、ヘッドホンの使用、傘差し運転も禁止です。スピードの出しすぎに注意し、夜間はライトを点灯してください。

 歩行者の方は、歩道を歩いてください。道路横断の際は左右をしっかりと確認してください。スマホを操作しながらの「ながら歩き」は大変危険ですので止めてください。

 次に、学内の皆さんへのお願いです。学生・教職員の皆さんにおかれましては、交通安全だけでなく、あらゆる活動において安全に配慮する、安全の妨げとなる(なっている)リスクを排除していく、そして事故を起こさない取り組みを進めていただくようお願いいたします。本学の安全衛生本部では、「安全の手引き(第2版)」を作成しております。安全衛生本部のホームページからダウンロードできます(学内限定)。英語版もございますので、留学生、外国人の先生・研究者の皆さんにも是非ご覧いただければと思います。本学の安全衛生管理体制、緊急時の対応、健康管理、様々なリスクへの備えなどが網羅されています。

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 大学が、安全対策として、道路・歩道の再整備や車歩道分離などをより進め、一層の安全確保に配慮した施設・キャンパス整備を行っていく必要があることは間違いありません。しかし、多くの施設が建ち並び、かつ緑地や生態の保全などのために用地が限られているキャンパスでの整備の困難さ、また、整備にかかる多額の費用などを踏まえると、残念ながら今すぐに、更なる安全確保への着手、整備ができる環境にはありません。今できることは、構内に入る、訪れる皆さん一人一人が事故を起こさない、事故にあわないために交通ルール、交通マナーをしっかりと守っていただくことです。自らの身を守る、そして、まわりの人達に迷惑をかけない、危険を感じさせない、安全・安心を脅かさない行動を一人一人が心掛けてまいりましょう。皆さんのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

(2023年4月)