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総合化学院と国立台湾大学工学院がダブル・ディグリー・プログラム及びコチュテル・プログラムの覚書を締結

 10月20日(木)、本学総合化学院と国立台湾大学工学院との間で、ダブル・ディグリー・プログラム(DDP)及びコチュテル・プログラム(CP)覚書調印式が、大熊毅総合化学院長とJia-Yish Yen国立台湾大工学院長ほか両校の関係者12名列席のもと、国立台湾大学キャンパスで行われました。2009年5月にDDP、昨年12月にCPの制度を本学で導入して以来、本学では初めての両プログラム覚書同時締結となります。

 国立台湾大学は1928年に設立された台北帝国大学を前身に持ち、1945年に現在の名称に変更されました。3万人を超える学生を有する総合大学であり、世界的にも有力な大学の一つです。学部生数と大学院生数に大きな差がなく、教育と研究のバランスが取れている点に特徴があります。本学と国立台湾大学との交流は、1998年の法学分野における部局間交流協定によって進展し、その後、教員間の研究交流、学生の相互派遣を活発化させてきました。その過程において、全学レベルでの交流を促進したいとの申し出が国立台湾大学からあり、2005年3月には大学間交流協定を締結しました。

 総合化学院と国立台湾大学工学院の間では、短期の学生派遣・受入れによる交流に加えて、リーディングプログラム、ラーニングサテライト、サマーインスティテュート等のプログラムを通じて、教育研究における連携を深めてきました。成果の一部は、総合化学院副学院長・佐藤敏文教授が先導する高分子化学研究等の分野に現れ、Advanced Functional Materials等インパクトファクターの高い学術雑誌に、国際共著論文を10報以上掲載するに至っており、これらの交流実績の下に今回のプログラムが実現しました。

 本覚書の締結により、物質化学、分子化学、生物化学等の総合化学分野における、両大学の更なる教育・研究交流の推進が期待されます。
 


署名後の両大学院長

関係者の記念写真