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名和総長が「第11回日中大学フォーラム」で基調講演しました

総長 名和 豊春
北海道大学総長 名和 豊春

   2017年5月14日(日)、上海世貿商城(上海)において、第11回日中大学フォーラムが開催され、名和総長が基調講演者として出席しました。当日は日本側から25大学、中国側も約50大学の学長や副学長、さらに政府や産業界の方々が参加し、総勢で400名を超える産官学の交流が催されました。

 日中大学フォーラムは、科学技術振興機構(JST)と中国国家外国専門家局との共催で、日中大学間の「人材育成交流」、「頭脳循環の強化」、「国際産学連携」を目的に2010年に東京で第1回が開催され、日中間の学術交流最大のイベントのひとつとして、高い評価を得ています。

    第11回目となる今年は、「大学経営、国際化、人材育成など日中共同の課題について」をテーマに、午前は日中の大学(北海道大学及び中国科学院大学)の長による基調講演のあと、JST特別顧問よりさくらサイエンスプランの紹介が行われました。午後は日中の主要大学長等によるパネルディスカッションが行われ、日中の大学が直面する大学経営、国際化、人材育成等の課題について活発な議論が交わされました。

会場の様子

 名和総長の基調講演では、本学が現在取り組んでいる大学の国際化、特に中国との国際化の状況について紹介されました。講演の中で、クラーク先生が札幌農学校で教えたLofty Ambitiousを取り上げられ、本学が根底に流れるこの精神を持って国際的な教育・研究に励んでいること、また、中国出身である龔剣萍先端生命科学研究院教授のソフトマターの研究に加え、地域の特性を生かした研究として低温科学や鳥インフルエンザを含む人獣共通感染症研究などが紹介されました。さらに、北海道の自然や食資源、北海道と中国との交流についても紹介され、北海道と中国の交流発展の期待も述べられました。

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