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中国北京リエゾンオフィス開所式及び中国科学院大学丁仲礼(テイ・チュウレイ)学長北海道大学名誉学位記授与式の開催

 2018年3月25日(日),中国科学院大学玉泉路キャンパスにおいて,中国北京リエゾンオフィス開所式ならびに中国科学院大学丁 仲礼(テイ・チュウレイ)学長への北海道大学名誉学位記授与式が執り行われました。本学からは,名和豊春総長,横田 篤農学研究院長,王 秀峰総長補佐,川野辺創国際連携機構副機構長他,2名の職員が参加しました。

 開所式は,呉岳良中国科学院大学副学長の挨拶で始まり,続いて,丁学長,名和総長,科学技術振興機構米山春子中国総合研究センター部長からの挨拶がありました。その後,中国科学院大学の映像による大学紹介及び川野辺副機構長による北海道大学の紹介が行われました。

 中国北京リエゾンオフィスは,丁学長の多大なお力添えがあったため,開設に至ることができました。同オフィスは,中国科学院大学の学長室と副学長室等の間にあり,同大学の中でも特に利便性の高い場所に位置しています。この素晴らしい環境を活かした,今後のネットワーク構築,日中間の学術交流のより一層の発展が期待されます。

 続いて,丁学長に対する名誉学位記授与式が執り行われました。これは,丁学長が,国際文化交流その他の活動を通じ,本学の教育・研究の進展に寄与した功績が特に顕著であるため,北海道大学名誉博士の授与を決定したことによるものです。  

 丁学長は,約45,000人の学生が在籍する中国の名門校である中国科学院大学の学長でありながら,中国民主同盟(CDL)中央委員会の第12代会長に任命される等,政治分野でも重要な役割を担っています。また,丁学長は過去20年間にわたり,約260万年前から現在に至る時代区分である「第四紀」の気候変動と,それに関連する強制力と応答メカニズムに焦点を当て,中国黄土高原におけるレス層序の土壌層位学的対比を系統的な観察に基づき実施し,中国におけるレス研究の基礎を築かれました。

  丁学長と本学との関係は,2017年5月に上海で開催された日中大学フォーラムでの本学の名和総長との懇談等により深められました。2017年12月には,本学と中国科学院大学との間で,「学術交流に関する協定」と「学生交流に関する覚書」が締結されました。さらに,今回の中国北京リエゾンオフィスの開設など,短期間にこれだけの交流の進展ができたのは,丁学長のご尽力によるものです。

 式には,北海道大学の同窓生や北海道大学と研究交流を進めている中国科学院の二つの研究所の代表者など60名を超える出席者があり,名和総長から丁学長に対し,学位記が授与されました。これに対し,丁学長は「大変名誉なこと。今後も両大学の交流推進に尽力したい。」と喜びのお言葉を述べられました。

 今回の授与により,本学の名誉学位被授与者は40人となりました。


名和総長からの学位記授与後の様子

中国科学院大学前にて集合写真

挨拶をする丁学長

(国際部国際連携課)