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笠原正典理事・副学長が北極圏大学総会(UArctic Congress)に出席

 2018年9月3日から9月4日,笠原正典理事・副学長が,北極圏大学総会(UArctic Congress)に出席しました。北極圏大学(UArctic)とは,カナダ,デンマーク,フィンランド,アイスランド,ノルウェー,ロシア,スウェーデン,及びア メリカ合衆国を中心とした,北方圏における課題に係る教育・研究のための教育機関ネットワークです。本学は,2011年から日本から唯一の非北極圏メンバーとして加盟しています。

 UArctic Congress は,通常は個別に開催される学長フォーラムや運営会議(カウンシルミーティング)等の各種会議・プログラムを一堂に開催するものです。今年は,本学と大学間交流協定を締結しているフィンランド共和国のオウル大学 (オウル市)及びヘルシンキ大学(ヘルシンキ市)を会場とし,9月3日から9月7日までの日程で開催されました。

本総会には,本学から笠原理事の他,欧州ヘルシンキオフィス所長の田畑教授をはじめ,北極域研究センター,スラブ・ユーラシア研究センター,文学研究科からも研究者が出席しました。また,学生向けセッションには本学から2名の大学院生が出席しました。

 笠原理事・副学長は,参加校の学長・副学長が参加する報告会や円卓会議に出席しました。3日(月)の学長円卓会議では,「Connectivity」をテーマとして本学の北極域研究を紹介しました。発表の中で,笠原理事は,日本北極研究ネット ワークセンター(J-ARC Net)を中心とした研究ネットワーク,北極海航路および北極海の光ケーブル計画に関する本学の研究活動について紹介しました。また,本学が光ケーブルに関する国際シンポジウム等の主催を通じ,北極域に関する様々な問題の存在を国内外に普及すること,また,北極域と東アジアという地域同士を繋ぐ役目を果たしていることも併せて紹介しました。

 4日(火)に行われた総会開会式では,フィンランド共和国のユハ・シピラ首相,モナコ公国のアルベール2世公などの開会挨拶に続き,「2030年の北極域の 課題」をテーマとしパネルディスカッションが行われました。

 5日(水),笠原理事はヘルシンキ大学にある欧州ヘルシンキオフィスを視察し,岡部ヘルシンキオフィス副所長からオフィスの活動状況および今後の活動計画等について報告を受けました。

今回のUArctic Congressへの参加により,ヨーロッパをはじめとする北極圏の大学との交流がさらに発展することが期待されます。


学長円卓会議で発表する笠原理事・副学長
 

学長円卓会議後,参加者による記念撮影。
前列左から二人目が笠原理事。

(国際部国際連携課)