新着情報

ホーム > プレスリリース(研究発表) > 動物界最高レベルのフェロモン感度を誇るゴキブリ(電子科学研究所 助教 西野浩史)

動物界最高レベルのフェロモン感度を誇るゴキブリ(電子科学研究所 助教 西野浩史)

2019年6月27日

ポイント

●トルキスタンゴキブリはワモンゴキブリと同じ性フェロモンに高い感受性をもつ。
●わずか0.1フェムトグラム(10-16 g)のフェロモンに反応する動物界最高レベルの感度の神経をもつ。
●トルキスタンゴキブリはワモンゴキブリなどの仲間であることを証明。

概要

北海道大学電子科学研究所の堂前 愛研究員,西野浩史助教,北海道大学大学院理学研究院の水波 誠教授らの研究グループは,爬虫類の餌として売られているトルキスタンゴキブリ(レッドローチ)がもつ性フェロモン情報を処理する神経が,動物界最高レベルの性フェロモン応答感度を示すこと,このゴキブリが身近な家屋害虫であるクロゴキブリやワモンゴキブリ(Periplaneta属)の仲間であることを,神経生理学的手法を用いて明らかにしました。

なお,本研究成果は,2019年6月8日(土)公開のNeuroscience Letters誌に掲載されました。

詳細はこちら


トルキスタンゴキブリとワモンゴキブリの外部形態。