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タイヤの性能持続技術開発を加速させるAI技術を確立(情報科学研究院 教授 長谷山美紀)

2019年12月9日
北海道大学
住友ゴム工業株式会社

ポイント

●ゴムの内部構造画像からの物性と劣化領域を推定することに成功。
●新品タイヤのデータのみを用いて学習したAIにより劣化領域を可視化。
●AI応用による高性能タイヤの研究開発の加速に貢献。

概要

北海道大学大学院情報科学研究院の長谷山美紀教授らの研究グループは,住友ゴム工業株式会社との共同研究により,タイヤの性能持続開発を加速させるAI技術を新たに確立しました。本技術の活用により,持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する安全・安心な高性能タイヤの研究開発を加速させることが可能になります。

タイヤに用いられるゴムは,様々な材料の組み合わせから成る複合体であり,各材料の配合量や構造といった様々な要因によって性能が決定されます。ゴムの内部構造は非常に複雑であり,人による解析は多大な労力を要することに加え,解析精度にも限界がありました。

今回開発したAI技術では,タイヤの内部構造の電子顕微鏡画像から,ゴムの物性や劣化の度合いを自動で推定し,人の目では実現できない高精度解析を実現しました (図1)。

本研究成果は,2019年11月1日(金)に学術論文誌IEEE Accessにオンライン掲載されました。

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参考:住友ゴム工業株式会社リリース


図1.研究成果の概要図