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従来の5倍以上光る発光体を開発~より美しく繊細に光る,青色LED励起を用いた新型レアアース分子~(化学反応創成研究拠点 教授 長谷川靖哉,特任講師 北川裕一)

2020年1月14日

ポイント

●青色LED励起を用いた赤色強発光体「新型レアアース分子」の開発に成功。
●発光に必要な青色光を集めるアンテナに「新型ナノカーボン構造」を採用。
●発光色は美しく繊細で,従来の5倍以上の発光輝度を実現。

概要

北海道大学創成研究機構化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD),同大学院工学研究院の北川裕一特任講師,長谷川靖哉教授らの研究グループは,青色LED励起により赤色強発光を示す新型レアアース分子の開発に成功しました。

青色LEDと蛍光体を組み合わせた材料は,イルミネーション,ディスプレイ,照明など現代社会においては必要不可欠となっています。今回開発した新型レアアース分子は,従来の発光体(無機蛍光体,有機EL用蛍光色素)よりも美しく繊細な赤色発光色を示すほか,300oCを超える熱耐久性を持つためLEDデバイスに搭載可能です。さらに,青色光を集めることができる新型ナノカーボンアンテナが導入されているため,新型レアアース分子の青色LED励起の発光輝度は,従来のものと比べて5倍以上となりました。本研究成果は,新しい原理に基づく分子性発光素子として様々な分野への応用展開が期待されます。

なお,本研究成果は,2020年1月3日(金)公開のCommunications Chemistry誌(Nature姉妹誌)に掲載されました。

また,本研究は,文部科学省科学研究費補助金「若手研究B」(17K14467),「新学術領域研究(非対称配位圏設計と異方集積化が拓く新物質科学)」(19H04556),「基盤研究B」(18H02041),「新学術領域研究(ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能)」(18H04497),「文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」の支援のもとで行われました。

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