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北海道大学がIUCAに日本唯一の加盟校として参画~G20各国首脳に対して気候変動問題を提言~

 2020年4月に発足した気候変動研究に関する国際大学連盟(International Universities Climate Alliance(以下IUCA))に,本学が1111日付けで日本唯一の加盟校として参画しました。
 本大学連盟はオーストラリアのニューサウスウェールズ大学が発起人となり,世界22カ国48機関が加盟しています(20201130日現在)。主な活動としては,年次総会,地域委員会ミーティングのほか,本大学連盟が提案する5つの研究テーマおよび4つのサブテーマに関するワークショップや研究者円卓会議等があり,加盟校の研究者はこれらの活動へ参加することで,関心のある研究テーマにおける情報収集やネットワーク構築が可能となります。

 また,112122日にサウジアラビアで開催されたG20首脳会議開催にあわせ,本学を含む同大学連盟の有志37機関により,G20各国首脳に対して気候変動に関する提言を行いました。提言では,気候変動問題について各国間の協力,有識者の声やエビデンスに基づく戦略的な対応が必要であること,世界の脱炭素化のための投資とその具体例,新型コロナウイルス感染症への対応にあたっても,パリ協定に基づくCO2削減に向けた取り組みを維持することの重要性などを提唱しています。

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提言本文

 G20首脳会議に先駆けて18日にアジアとイギリスで開催されたメディアイベントでは,IUCA代表/ニューサウスウェールズ大学学長のIan Jacobs教授,同大気候研究センター長のMatthew England教授が提言について説明した後,パネリストと双方向で各大学の気候変動に対する見解や課題,取組について討論しました。

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Prof. Ian Jacobs,
UNSW Vice-Chancellor
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Prof. Matthew England,
UNSW


関連リンク

IUCA ウェブサイト

IUCA Declaration(提言書)