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空沼小屋に関する文化審議会の答申(登録有形文化財への登録)について

国の文化審議会は、令和4年3月18日(金)開催の同審議会文化財分科会において、本学「空沼小屋」を登録有形文化財に登録することについて、文部科学大臣へ答申しました。

本学では,すでに登録有形文化財として「古河記念講堂(旧東北帝国大学農科大学林学科教室)」等、9件が登録されており、「空沼小屋」は10件目の登録となる予定です。

  • 【概要】
    ⑴ 区分
      登録有形文化財(建造物)
    ⑵ 所有者及び所在地
      所有者:国立大学法人北海道大学(札幌市北区北8条西5丁目)
      所在地:札幌市南区常盤 石狩森林管理署1157イ林小班
    ⑶ 建築年等
      昭和3年1210日(平成28年に改修工事)
    ⑷ 建物の特徴
      空沼岳の万計沼畔に所在する山小屋で、秩父宮雍仁親王の発意により、スイス人建築家マックス・ヒンデルが設計した。丸太組構法二階建、小規模ながら機能的な設計であり、金具意匠、木柄太さ、ストーブ廻りの吹抜等、スイスの良質な山小屋を思わせる構造となっている。
      築後90年以上経過していること、日本近代建築史上著名なスイス人建築家ヒンデルが手掛けたスキーヒュッテ三部作の一つ(他、本学パラダイスヒュッテ、ヘルベチアヒュッテ)であること、北海道戦前期のログ工法建築の数少ない遺構であることなどから、その価値は高く貴重な建物である。
    ⑸ 利用可能期間
      6月中旬から10月中旬の土・日・連休となる祝日の13時(土)から9時(日・祝日)まで(※ 現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために閉館中)。

  利用申込み方法等については、本学学務部学生支援課(011-706-7546)へお問い合わせください。