2021年10月にノーベル化学賞を受賞した、化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)(以下「ICReDD」)のリスト・ベンジャミン特任教授が9月20日(火)に本学を訪れ、ICReDDの教職員や学生らが迎え入れました。
リスト特任教授とICReDD 前田 理拠点長
創成科学研究棟内1階ホールにて
9月21日(水)には学術交流会館にて、リスト特任教授のノーベル化学賞受賞をお祝いする会が開催され、本学関係者約130名が参加しました。お祝いする会では、寳金清博総長からの挨拶に続き、フォン・ゲッツェ・クレーメンス駐日ドイツ連邦共和国特命全権大使、鈴木直道北海道知事から祝辞が述べられました。その後、寳金総長からリスト特任教授に、北海道大学ユニバーシティプロフェッサーの称号(※)の授与と記念品が贈呈されました。引き続き、リスト特任教授から、ノーベル化学賞受賞に結びついた自身の触媒研究に関する講演が行われ、未来のテクノロジーである触媒を用いて、すばらしい研究者が集まっているICReDDで、世界の課題解決に貢献するような夢の化学反応を起こしたいと今後の展望が語られました。
(※)世界的に極めて顕著な教育研究業績を有し、本学の教育研究の進展に寄与すると認められる方に授与される名誉称号
リスト特任教授と寳金総長
祝辞を述べるフォン・ゲッツェ・クレーメンス駐日ドイツ連邦共和国特命全権大使
祝辞(ビデオメッセージ)を述べる鈴木北海道知事
講演の様子
9月22日(木)にはフロンティア応用科学研究棟にて、「ノーベル化学賞を受賞して~次世代を担う人々へのメッセージ~」をテーマに、若手研究者や学生向けの講演会が開催され、会場では90名を超える参加者が熱心に耳を傾けていました。また、約250名の方がオンラインで参加し、講演後の質疑では、会場やオンライン上の参加者から多くの質問が寄せられ、盛況のうちに終了しました。
講演会の様子
9月28日(水)には、リスト特任教授、寳金総長、増田隆夫理事・副学長、行松泰弘理事、前田 理ICReDD拠点長らが文部科学省を訪問し、永岡桂子大臣や森 晃憲研究振興局長と、国際的な頭脳循環の促進などに関する意見交換を行いました。その後、ICReDD発足時に北海道知事としてご支援いただいた高橋はるみ参議院議員、内閣府の星野剛士副大臣や上山隆大総合科学技術・イノベーション会議議員との懇談を行いました。
永岡文部科学大臣(右)との意見交換
森文部科学省研究振興局長(中央)との意見交換
高橋参議院議員との一枚(左から、前田拠点長、リスト特任教授、
高橋参議院議員、寳金総長、増田理事・副学長、行松理事)
星野内閣府副大臣とリスト特任教授
上山内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員
(リスト特任教授の向かい)との懇談