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寳金総長一行が米マサチューセッツ大学アマースト校を訪問

4月19日~21日、米国マサチューセッツ大学アマースト校(UMass Amherst)を寳金総長一行が訪問しました。同学は、札幌農学校初代教頭のウィリアム・スミス・クラーク博士が学長を務めたマサチューセッツ農科大学をルーツとし、互いに最も古くから大学間で交流しています。今回は寳金清博総長、髙橋 彩理事・副学長、吉岡真治情報科学研究院教授、星野洋一郎北方生物圏フィールド科学センター教授、愛甲哲也農学研究院准教授、佐藤哲也国際企画課長、植村妙菜国際連携機構URAの7名が訪問し、既存連携を鑑み更なる全学的な連携拡大について同学執行部と意識を共有したほか、クラーク博士の墓前に供花し、19世紀当時に遙々北海道まで渡った苦難と、今日の両大学の連携に至る故人の功績に想いを馳せました。


クラーク博士の墓参

札幌農学校に縁のある品々を保管する図書館だけではなく、クラーク博士以降札幌農学校黎明期の教育を担い、後にマサチューセッツ農科大学の農学教授となったウィリアム・ペン・ブルックス博士が北大から持ち帰ったとされ、現在は米国の同種で最大規模としてナショナル・チャンピオンに登録されている楡の巨木や、芸術学部のスタジオになっているクラーク博士の名を冠したホールなど、大学の歴史に触れる訪問となりました。また、毎年土作りから市場への卸しまで行う学生農場、果樹園、個人私有林の調査を行うファミリー・フォレストリサーチセンターといった農学関連施設から、2018年に建設された学内外にオープンな共同研究施設で、29学部200名以上の研究者と100名の外部研究者が活動する異分野融合研究とスタートアップの創出拠点である応用生命科学研究所、高分子企業研究センターなどの研究施設や、別経営であるUMassチャン・メディカルスクールと連携する医理工学科を訪問し、研究者や大学院生から説明を受けました。


寳金総長とスバスワミー学長
図書館の札幌農学校・北大関係コレクション

カンブル・スバスワミー学長主催の昼食会含め、執行部、既存連携部局であるマニング情報・計算科学部、自然科学部、ストックブリッジ農学校、図書館の執行部やクロスアポイントメントにある教員らとの会談が開催され、今後、戦略的研究パートナーシップ大学として、これまでの図書館員や事務職員の研修、研究人材の相互雇用の実績や、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携関係も踏まえ、2026年に迎える北大創基150周年から次の150年にむけた連携拡大への期待が共有されました。


山本図書館長らとマニ図書館長
北大文書館の札幌農学校・UMass関係コレクション

また、続く5月7日~9日には、マサチューセッツ大学アマースト校から、ナンディータ・マニ図書館長、カルペン・トリヴェディ国際担当副学長、アシュリー・クラウス学生派遣アドバイサーの3名が北大を訪問し、札幌でマサチューセッツ農科大学時代からの足跡を辿ることとなりました。