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半導体分野における産学官のハブとなる「半導体拠点形成推進本部」を設置しました

Rapidus株式会社による北海道千歳市への最先端半導体工場の設置の決定を契機に、北海道における半導体産業の振興に向けた動きが急速に進んでいます。その中で本学は、産学官とのハブとして国・地域・産業界の課題解決に貢献するとともに、本学における半導体関連研究・人材育成等を推進するため、半導体拠点形成推進本部を10月1日に設置しました。今後、半導体関連の学外機関と強固な連携体制を築くとともに、各部局が有する半導体の知見を結集することで、人材育成及び研究を推進する拠点となり、我が国における先端的な半導体産業の発展に向けて貢献していきます。

また、本体制による様々な取組を加速していくために、101日付けで熊本大学の清水聖幸副学長を、クロスアポイントメントにより、本学の副学長(半導体関連拠点)として招へいしました。同氏は半導体拠点の先進地にある熊本大学の産学連携担当副学長として、半導体分野の組織立ち上げに中心的な役割を果たしており、本学における半導体分野の教育・研究・社会連携体制の迅速かつ円滑な強化が期待されます。

10月4日には記者会見を開催し、寳金清博総長からの挨拶の後、半導体拠点形成推進本部長である山口淳二理事・副学長による設置目的・任務等についての説明のほか、半導体に関する専門家を有する5部局(工学研究院、情報科学研究院、理学研究院、電子科学研究所、量子集積エレクトロニクス研究センター)から、本学における特色ある半導体関連研究について紹介しました。今後、この本部を中心として、北大自体が半導体関連の教育研究の一大拠点となり、我が国の半導体関連国家プロジェクトの推進に貢献します。


(左)記者会見にて質疑応答に応じる寳金総長(左)と山口理事・副学長(右)
(右)新たに副学長に就任した清水教授


記者会見には本部の関係者のほか、学内5部局の長が出席しました