北海道大学産学・地域協働推進機構(北海道札幌市)と株式会社モンベル(本社:大阪府大阪市)は、両者が持つ世界水準の知見や技術の融合を通じ、社会・地域の発展に貢献することを目的として、社会・地域包括連携協定を2024年7月3日付で締結いたしました。
また、同日付で、同社の辰野勇代表取締役会長兼CEOに北海道大学客員教授の称号を付与いたしました。
北海道大学内で行われた包括連携協定の締結式
左から株式会社モンベル代表取締役会長兼CEO 辰野 勇、北海道大学理事・副学長 瀬戸口 剛
包括連携協定に基づく連携・協力内容は以下の通りです。
(1)自然体験の促進による環境保全意識の醸成に関すること
(2)子どもたちの生き抜いていく力の育成に関すること
(3)自然体験の促進による健康増進に関すること
(4)防災意識と災害対応⼒の向上に関すること
(5)地域の魅力発信とエコツーリズムの促進による地域経済の活性化に関すること
(6)農林水産業の活性化に関すること
(7)⾼齢者、障がい者等の⾃然体験参加の促進に関すること
(8)その他、地域発展に必要な事項
連携の第一歩として、株式会社モンベルの野外活動における体験型の学びに関するノウハウと、北海道大学が開発する北海道の自然資源を活用した創造性を育む学びを接続することによる新たな体験型の野外・環境学習プログラム等の実施を予定しています。
株式会社モンベルと北海道大学は、学びのプログラムの共同開発を皮切りとして自然体験の促進による環境保全意識の醸成や子どもたちの創造性の育成、地域・社会の人々のWell-beingの向上を後押しする事業などに挑戦していきます。
続いて、辰野会長による締結記念特別講演会「夢と冒険 モンベル7つのミッション」を開催し、本学学生・教職員をはじめとして多くの方にご来場いただきました。
講演では、辰野会長の少年時代からモンベル創業までの歩み、冒険家としての経験、モンベルの7つのミッション、次世代を担う方々に向けたエールなど、貴重なお話を熱く語っていただきました。
講演の最後には、参加学生等から積極的な質問があり、盛況のうちに終了いたしました。
熱く語られる辰野会長