低温科学研究所の杉山 慎教授(北極域研究センター長)が、欧州地球科学連合(EGU: European Geosciences Union)からJulia and Johannes Weertman Medalを授与されました。
EGUは地球科学に関する世界規模の学会で、本賞は雪氷寒冷圏科学の分野で卓越した貢献が認められた研究者に与えられるものです。2006年以来毎年1名の研究者が選ばれており、欧米以外からの受賞は今回が初めてとなります。
受賞の対象となったのは「氷河の動力学および海洋・湖との相互作用に関する研究」で、氷河と氷床に関する同氏の幅広い研究が認められました。
受賞理由では、世界各地の氷河における氷河の熱水掘削、パタゴニアや南極における氷河と海洋・湖での観測、グリーンランドにおける現地コミュニティーとの協働、国内外での野外実習を含む長期的な教育活動、国際的な研究コミュニティーに果たした役割、などが評価されています。
オーストリア・ウィーンで開催されたEGU年会合で、2025年4月29日(火)に授賞式と受賞講演が行われました。
【関連サイトリンク先】
・EGU website 2025年受賞者の紹介
・EGU website メダルの紹介
メダルを授与される杉山教授(左)
受賞講演の様子
分野を代表する研究者Weertman夫妻を象ったメダル