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第64回七大戦で北大が優勝、初の2連覇達成

国立7大学の運動部が競う「全国七大学総合体育大会(七大戦)」で、本学が通算6度目の優勝、初の2連覇を達成しました。

9月19日(金)、北海道大学クラーク会館で閉会式が行われ、大会長である寳金清博総長から賞状と優勝杯・優勝旗が、北海道大学体育会委員長の杉山雄介さん(文学部4年、山岳部)に手渡されました。


寳金清博総長から賞状を受け取る杉山雄介さん

大会長挨拶で寳金総長は「北大の2連覇は初めて」と話し、「ただし、今年は地元での開催で少なからず有利な状況だったと思う。真価を問われるのは来年。ぜひ3連覇を目指してほしい」とエールを送りました。


挨拶する寳金清博総長

大会実行委員長を務めた近藤 紫さん(理学部4年、合気会合気道部)は、「無事に全競技を終えることができ喜ばしく思います。日本の北端までお越しいただいた皆様に、北海道や北海道大学そのものをお楽しみいただけたなら幸いです」と挨拶し、「北大の優勝は、北大生として誇らしく思います。次の大会も一人の七大生としてとても楽しみにしています」と語りました。


大会実行委員長の近藤紫さん

続いて、次期主管校となる九州大学の代表挨拶があり、北海道大学パイプオルガン研究会の演奏と応援団による演舞が披露され、閉会式は幕を閉じました。


式典参加者による集合写真

1962(昭和36)年に始まった七大戦。記録によると、それまで各種目ごとに行われていた定期戦を一つにまとめて「七大学(北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)の総合体育大会にしたい」と提案したのは、当時の北大の体育会委員長・稲見芳治さんでした。その後、委員長を引き継いだ阿竹宗彦さんが、各大学を巡り賛同を集め、「第一回国立七大学総合体育大会」が開催されました。

大会は今年で64回目、大会の持ち回りは10巡目に入りました。当時から競技種目が増え、参加学生数は8千人を超えました。近年はYouTubeでの配信も行うなど、規模は年々拡大しています。

現在の体育会委員長である杉山さん自身は山岳部で、「七大戦で関わったのは運営だけ」としながらも、「学内の盛り上がりを見て、大会が形になっていることを嬉しく感じていた」と話し、「運営を通して他大学の同期との繋がりもできた」と喜びました。


体育会委員長の杉山雄介さん

今年の7月に行われた開会式には、運営をはじめ、多くのOBたちが集まりました。七大戦を行う目的の一つである「スポーツを通じて互いに切磋琢磨し、親睦を深めること」は、現在も変わらず引き継がれています。

(取材協力:学務部 学生支援課)
(文責・写真:広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)

■総合順位

優勝 北海道大学
2位 九州大学
3位 東北大学
4位 京都大学
5位 大阪大学
6位 東京大学
7位 名古屋大学

 

参考:北大体育会誌「北溟」第10号「七帝戦総合の二年間」阿竹 宗彦
一般社団法人学士アーカイブスNo.789(平成2年10月)号「国立七大学総合体育大会(七帝戦)の思い出」苫米地 秋郎