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北大×サッポロビール 記念ビールが発売

ともに「150周年」(*1)を迎えるサッポロビール株式会社と北海道大学が、協働してつくった新しいビールが発売されます。

5月15日(金)、新商品の報道向け発表会が北大札幌キャンパスにある学術交流会館で行われ、多くの報道陣が集まりました。150周年という特別な年を記念して開発されたのは、「サッポロ クラシック FRONTIER MEMORIAL」です。一番の特徴は、100年以上前に北大(旧札幌農学校)が日本初の交雑育種に成功したビール大麦麦芽「北大1号」を原料の一部に使用していること。サッポロビール上席執行役員北海道本部長の牧野成寿さんによると、「豊かな香りと素材のうまみを感じる爽快な飲みごたえ」だそうです。

発表会に出席した北大の寳金清博総長は、「100年の時を経て北大1号が復活したのは非常にドラマティックだと思います」とコメント。また、すでに試飲したことを明かし、「クリアで喉ごしのいいビールとはひと味違います。大麦の持っている本来の雑味を含んだフルーティーさが本当においしく、素晴らしい出来栄えです」と感想を話しました。

記念撮影に応じる寳金総長(左)と牧野本部長(右)
記念撮影に応じる寳金総長(左)と牧野本部長(右)

サッポロ クラシック FRONTIER MEMORIAL」は、北海道限定販売で7月28日(火)に発売予定。それに先駆け、7月23日(木)から始まる「THEサッポロビヤガーデン」(大通西8丁目)で樽商品が提供される予定です。

そしてこの日は、もう一つの共創企画である「Well-beingな未来に向けた、新しいお酒の価値提案コンテスト」の表彰式も行われました。これは、北大生を対象としたアイディアコンテストで、お酒に関する2つのテーマでアイディアが募集されました。

「北海道のWell-beingな未来に向け、サステナブル×お酒のアイディアを考える」というテーマ①では水産学部の三田さん、加藤さん、内田さん、浦田さんが合同で提案した「Regenerative Bio-Brewery Loop」が優秀賞に選ばれました。AIと数理モデルを使って、10年後の気候シナリオに基づく「次世代ホップ・大麦」の最適栽培プログラムを共同開発し、持続可能なビールづくりを目指すというアイディアです。

テーマ①で優秀賞を受賞した水産学部のチーム
テーマ①で優秀賞を受賞した水産学部のチーム

一方、「20代が今まで以上に楽しめるサステナブル要素を含んだ大通ビヤガーデンを考える」というテーマ②は、医学部の棟方瑠南さんが優秀賞を受賞しました。

「コスモスに乾杯!」と題した棟方さんの提案は、ビヤガーデンでドリンクを購入した来場者に再生紙製のオリジナルコースターを配付し、コスモスの種の引換券にするというアイディア。引き換えた種は来場者自身で会場のプランターに蒔いてもらい、ビールの瞬間的な消費を、花を育てる継続的な体験につなげることで、個人の楽しみを都市の緑化へ循環させる企画です。

テーマ②で優秀賞を受賞した医学部の棟方さん。右はプレゼンの様子。
テーマ②で優秀賞を受賞した医学部の棟方さん。右はプレゼンの様子。

ビールが大好きでコンテストに応募したという棟方さんは、アイディアに込めた思いについて、「去年、自宅でミント栽培に失敗してしまい、もっと植物に愛情を持って接したいと思ったことが今回のヒントになりました。いまは世界的に不安定な情勢もあるので、平和を願い、コスモスを使った企画を考えてみました。最近は、タイパという言葉がよく使われますが、だからこそ敢えて時間をかけたプロセスを楽しめる企画を作りたいと思いました」と話しました。

サッポロビールによると、三田さんたちの企画は、実現の可能性が前向きに検討されるそう。また、棟方さんの企画は、今夏に開催予定の「THE サッポロビヤガーデン」会場(大通西8丁目)での実現に向けて、棟方さんと意見交換をしながら準備が進められているそうです。

北大の研究で培われた知がものづくりと交わり、結実した「サッポロ クラシック FRONTIER MEMORIAL」、そして、北大生の願いとアイディアが形になったビヤガーデン。今年の夏は、ビールを通じて北大を味わってみてはいかがでしょうか。

*1 2026年北海道大学は創基150周年、サッポロビールは創業150周年を迎えます。

(文責・撮影:広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)
(取材協力:社会共創部社会連携課)