北海道大学は7月29日(水)、「実践的なプロセス実習による教育」と「次世代半導体の研究開発」をリードする新たな拠点となる「半導体プロトタイピングラボ」の開所式を創成科学研究棟で行いました。式典には、内閣府、北海道、札幌市、千歳市などの関係者のほか、報道機関など約60名が参列しました。

開所式に参加した(左から)横田千歳市長、鈴木知事、寳金総長、秋元札幌市長
半導体プロトタイピングラボは、半導体デバイス試作の主要な工程の実習が可能な設備を揃えており、道内の大学や高等専門学校も利用可能な施設として運用される予定で、教育・研究の実践拠点が本格的に稼働を開始しました。

半導体プロトタイピングラボの概要を説明する石森半導体フロンティア教育研究機構長
開所式では、半導体フロンティア教育研究機構(IFERS)の石森浩一郎機構長が、「私たちは、ただ単に半導体を作る人材だけではなく、新しい使い方を考え、使う人と作る人をつなぐ人材も育成したいと考えています。そのためにも、このプロトタイピングラボで製造過程を自ら体験することは非常に重要で、文理を問わず広く学生に活用してほしいです」と述べました。

松尾半導体プロトタイピングラボ運営室長
また、松尾保孝・半導体プロトタイピングラボ運営室長は「企業のリカレント教育にもラボを使ってもらいたいです。半導体はどういう環境で作られ、どういう準備が必要なのかを知るためにラボを活用して、新しいチャレンジをしていただきたいです」と話しました。
寳金清博総長
寳金清博総長は、「プロトタイピングラボとは、イノベーションやアイデアを試す挑戦を最初に行う場所という意味と、試作品を作る場所、そしてトレーニングする場所という、3つの意味があると思っています」と述べ、「北海道大学、ひいては北海道の総合力を活かしたい。半導体は職人的な技術領域も含めて考えると『総合芸術』。理系だけではなく文系も含めた総力を挙げて『Second Ambitious Challenge』を進めなければ成功はない。このラボを活用して、頭も体も手も動かせる半導体人材を育てていきたいです」と展望を語りました。
その後、ラボ前にて寳金総長、鈴木直道北海道知事、秋元克広札幌市長、横田隆一千歳市長、児玉大輔内閣府地方創生推進事務局参事官の5名によるテープカットが行われ、ラボが報道陣に公開されました。
テープカットを行う(左から)横田千歳市長、秋元札幌市長、寳金総長、鈴木知事、児玉内閣府地方創生推進事務局参事官
本ラボは「ISOクラス5/クラス7」の高精度なクリーンルームを備え、基板上に電子回路を形成する前工程や性能評価を行うための各種設備が整えられています。関係者は最新のクリーンルームを内覧し、熱心に見学していました。ラボは今後、令和9年度末までに設計・前工程・後工程・評価を行える主要な設備を順次整備していく予定です。
半導体プロトタイピングラボの内覧をする関係者ら
半導体プロトタイピングラボは今後、道内の大学、高等専門学校にも活用される予定です。半導体にかかる人材育成と研究開発の実践の場として、北海道大学が核となり、国や地域の産業政策、地域社会の活性化に貢献していくことを目指します。
(文責:広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門、撮影:同部門、広報課)
(取材協力:半導体フロンティア教育研究機構)
▼詳細はこちら
ティザー動画
https://youtu.be/IUQXeIdVvGk
紹介動画
https://youtu.be/35yQ2afpXE4
▼IFERS Webサイトで動画、リーフレットを公開しています
https://www.semicon.hokudai.ac.jp/news/2757/



















