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小型無人ボート(ASV)による海洋生態系可視化に向けた試験運用を実施 ~小型無人ボート(ASV)による魚群・水質計測に成功~(北方生物圏フィールド科学センター 教授 宮下和士)

2026年6月5日

北海道大学
株式会社UMIAILE

ポイント

●全長2メートルクラスのASVを用いた北海道乙部町の実海域でフィールド試験運用に成功。
●ASVで水深・水温・塩分濃度・濁度等のリアルタイムかつ安定した海洋データ収集を実証。
●広域な海洋データ収集の飛躍的な自動化・効率化と、持続可能な海洋資源管理への貢献に期待。

概要

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーションの宮下和士教授の研究チームは、株式会社UMIAILE(本社:東京都墨田区、代表取締役CEO:板井亮佑)との海洋生態系の可視化を目的とした共同研究の一環として、2026年4月に北海道乙部町にてASVの試験運用を実施し、実海域におけるリアルタイムかつ安定したデータ収集に成功しました。

近年、地球温暖化等による海洋生態系の急激な変化をタイムリーに捉えることが求められる中、本試験では全長2メートルクラスのASVを実海域へ進水させ、独自開発の姿勢制御技術を用いて安定した自律航行を行いました。機体に搭載した魚群探知機及び多項目水質計により、水深、水温、塩分濃度、濁度等の多岐にわたる海洋環境データの取得に成功し、システムの有効性と実海域における優れたデータ収集能力を実証しました。

本成果は、広範囲の変動をリアルタイムに捉える「大規模スマートセンサーネットワークシステム」の構築に向けた重要なマイルストーンとなります。無人自律航行技術と海洋計測の知見を融合させることで、広域なデータ収集の飛躍的な自動化・効率化を実現し、持続可能な海洋生態系・漁業資源管理の発展に貢献することが期待されます。

なお、本共同研究の成果及び今後の社会実装に向けた開発の進捗については、各機関の公式ウェブサイト等を通じて随時公開される予定です。

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北海道乙部町沿岸海域にて魚群探知機及び多項目水質計による海洋観測中のASV