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北大は、化学で社会を変える

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北大は、化学で社会を変える

総合化学院への招待 化学の基礎と応用を体系的に学ぶ大学院

 北海道大学では、大学院理学院で基礎学理中心の化学教育、大学院工学研究科で材料物性や生産に関連した工学中心の教育が行われていましたが、2010年4月、理学院化学専攻および工学研究科化学系3専攻を再編・改組して大学院総合化学院が設置されました。総合化学院は、化学の諸領域を理学と工学、両方の立場から体系的・実践的な教育を日本の国立大学で初めて行う大学院です。

 学生(定員 修士課程129名、博士後期課程38名)は理学部や工学部などから進学し、総合化学専攻の3コース(分子化学、物質化学、生物化学)のいずれかを履修します。どのコースにおいても、学生は化学を多様な視点から学び、その相乗効果により、自身の研究分野に加え、さらに広い領域をも深く理解することができます。教育は、理学研究院、工学研究院、学内外研究機関に所属する教員・研究者が連携して行います。基礎学理から生産プロセスや材料物性解析までを系統的に修得できるカリキュラムを採用し、国際的な視野にたって幅広い社会の要請に応えることのできる人材を育成します。

大学院で化学を学びたいみなさんへ

 この特集を読んで、北大では化学のさまざまな領域において多くのすばらしい研究が行われていることを知っていただけたと思います。

 総合化学院は、北大の利点を活かし、ユニークな教育環境を提供しています。どの学部の卒業生も、総合化学院では、広い領域にわたる多数の講座から自分の研究の場を選ぶことができます。この選択肢の多さが総合化学院の大きな魅力です。授業は理学研究院、工学研究院などの教員が担当します。また研究については、全学生が理学系、工学系双方の教員から指導を受けます。こうして培った広い視野と豊富な知識は、将来大きな財産となるでしょう。

 今日、社会の中で化学が果たす役割はますます大きくなっています。総合化学院はみなさんが多方面で活躍できるよう、全力で教育にあたっています。特に国際的な人材を育てるため、すべての授業で英語を併用するとともに、学生の海外派遣(ショートビジット)の支援も行っています。化学を深く学び世界に飛躍したいという希望と熱意を持ったみなさん、北大総合化学院で私たちとともに明日の化学を創造しましょう!

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