【Academic Fantasista 2023】南茅部高校で出張講義を実施

「魚の感染症の診断、予防および治療」水産科学研究院 准教授 笠井久会

魚の感染症を研究する「魚病学」が専門の笠井さん。魚にも細菌、ウイルス、原虫・寄生虫などを病原体とする多様な感染症があり、その多くが薬やワクチンなどの対処法が無いと話します。講義では、さけのふ化場で診断用の検体を採取する様子などの映像を交えながら、実際の調査研究についても紹介しました。水産業にも影響が大きい魚の病気。水産用医薬品やワクチンの開発が急務であると生徒達に語りかけました。

講義を終えた生徒たちは、身近な海に関する研究を知ることで、これからの漁業について考える機会を得た様子でした。

日時:2023年10月31日(火)13:25-14:15

会場:北海道南茅部高等学校

参加生徒:2年生 12名

(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)

アカデミックファンタジスタとは?

北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に31名の教員が講義を実施しています。2023年度の参加教員はこちら

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