ACADEMIC FANTASISTA 2018 1月は出張講義を3件実施

10月より本格的に始動した, 今年度の「国民との科学・技術対話」推進に関する研究支援事業, 通称"ACADEMIC FANTASISTA"。1月に実施した, 3名の参加教員による高校での出張講義の様子をお届けします。

未来の放射線治療~体内を見ながら体外からがんを狙い撃つ~
清水伸一教授のプロジェクトでは, 「動体追跡陽子線治療」と呼ばれる放射線治療法を開発し, がん治療による体の負担を極限まで小さくする研究に取り組んでいます。放射線は適切に使用すれば人を救うことができます。生徒からは, 「とてもためになりました。誤解していた部分もあったので, 正しい知識を得られて良かったです」などの声がありました。

日 時:平成30年1月16日(水)14:30-15:20
会 場:立命館慶祥高等学校
参加生徒:1年生338名
参加教員:清水 伸一(医学研究院 教授)

  • 高校生の質問に, 笑顔で答える清水教授高校生の質問に, 笑顔で答える清水教授
  • 1年生全員にご参加いただきました1年生全員にご参加いただきました

立命館慶祥高等学校のウェブサイトでも、講義の様子を紹介していただきました。
詳しくはこちら

動物の難治性疾病(がん・感染症)に対する創薬研究(新薬の開発)
今内 覚准教授は, 動物の難病に効く新薬の実用化を目指しています。本庶佑教授のノーベル賞受賞で話題となった「免疫チェックポイント阻害剤」の開発は, 牛や犬の臨床研究の段階まで進んでいます。調査で訪れた, アフリカや北海道の山奥での壮絶なサバイバル経験を, 笑いを交えて披露する場面もありました。生徒からは, 「とても充実した時間でした。治療することをメインで考えていましたが, 薬の研究にも興味が湧きました」などの感想がありました。

日 時:平成30年1月25日(金)15:45-17:30
会 場:北海道小樽潮陵高等学校
参加生徒:1,2年生8名
参加教員:今内 覚(獣医学研究院 准教授)

  • 高校生から, たくさん質問をいただきました高校生から, たくさん質問をいただきました
  • 今内准教授から高校生への応援メッセージ今内准教授から高校生への応援メッセージ

磁石の力で脳の病気を見える化する
様々な病気の画像診断法を研究している, 工藤與亮診療教授による二度目の講義。自身の出身校である,札幌北高等学校にて実施しました。参加した生徒からは,「医師という職業の魅力を改めて感じました。また, 『人を救う』という場には,様々な職種の人々が関わっていることがわかり,自分も何らかの形で関わりたいと思いました」などの感想がありました。

日 時:平成30年1月31日(木)15:50-17:20
会 場:北海道札幌北高等学校
参加生徒:1,2年生20名
参加教員:工藤 與亮(北海道大学病院 診療教授)

  • 講義の最後には, 独自の「人生のピーク理論」を展開講義の最後には, 独自の「人生のピーク理論」を展開
  • スキー実習後にも関わらず,大勢の高校生にご参加いただきましたスキー実習後にも関わらず,
    大勢の高校生にご参加いただきました

Facebookでも, 講義レポートを随時掲載しています。
アカウント名:@Hokkaido.univ.taiwa
URL:https://www.facebook.com/Hokkaido.univ.taiwa/

(総務企画部広報課 研究広報担当)