総合博物館 小林快次教授監修『恐竜 骨ぬりえ』好評発売中

小林快次教授(北海道大学総合博物館)が監修を務めた、『恐竜 骨ぬりえ』が株式会社KADOKAWAより発売中です。札幌を拠点に活躍するデザイナーの岡田善敬氏が構成を手掛け、本学広報課も企画段階から協力しました。

『恐竜 骨ぬりえ』を手にする小林教授本学総合博物館内に展示されているニッポノサウルスの骨格標本とともに 『恐竜 骨ぬりえ』を手にする小林教授
本学総合博物館内に展示されているニッポノサウルスの骨格標本とともに

『恐竜 骨ぬりえ』は、骨格から恐竜のカラダを想像して塗りつぶしていく、新感覚のぬり絵です。13の博物館の協力を得て、全18種類の全身骨格標本をもとに制作されました。

全国の博物館にある恐竜の全身骨格がぬり絵に 全国の博物館にある恐竜の全身骨格がぬり絵に

小林教授は、「本書には特別資料として、札幌市円山動物園の協力のもと、現存する動物たちの写真を目・口・足・皮膚などカラダのパーツごとに掲載しています。今の動物たちを参考に骨格標本に肉付けをして、謎につつまれた恐竜の姿を自分の手で復元してみてください。みなさんが描いた恐竜で、ぜひ私たち恐竜学者を驚かせてほしいです」と話します。

小林教授のメッセージ動画はこちら

特設サイトからは、小林教授らが新属新種であることを明らかにしたカムイサウルスの骨ぬりえをダウンロードすることができます。さらに、7月30日から8月13日まで、札幌市の大丸藤井セントラルにて、「恐竜 骨ぬりえフェア」が開催されています。イラストレーターやデザイナー、漫画家など、クリエイターたちがカムイサウルスの骨にぬり絵をした原画も展示されていますので、こちらも合わせてご覧ください。
古生物学者の体験を疑似的に味わうことができる、『恐竜 骨ぬりえ』。子どもから大人まで幅広い世代の方に楽しんでいただきたいです。

(総務企画部広報課 学術国際広報担当 菊池 優)


恐竜 骨ぬりえ

構成/岡田善敬 監修/小林快次
企画協力/北海道大学 総務企画部広報課 学術国際広報担当

【収録恐竜骨格標本】
ティラノサウルス/デイノニクス/アクロカントサウルス/ガリミムス/シチパチ/パキケファロサウルス/プロトケラトプス/トリケラトプス/ステゴサウルス/サイカニア/ユウオプロケファルス/タンバティタニス/ディプロドクス/カマラサウルス/カムイサウルス/ニッポノサウルス/プテラノドン/ホベツアラキリュウ

【協力博物館】
北海道大学総合博物館/むかわ町 穂別博物館/東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)/群馬県立自然史博物館/神流町恐竜センター/国立科学博物館/東海大学自然史博物館 恐竜のはくぶつかん/岐阜県博物館/大阪市立自然史博物館/丹波竜化石工房 ちーたんの館/岡山理科大学 恐竜学博物館/奥出雲多根自然博物館/御船町恐竜博物館