ロイター社が発表した、「世界で最も影響力のある環境科学者1000人」に、北極域研究センターの齊藤誠一研究員(前センター長・名誉教授)と理学研究院の見延庄士郎教授が選ばれました。
世界で最も影響力のある環境科学者1000人 ウェブページ
https://graphics.reuters.com/CLIMATE-CHANGE/SCIENTISTS-LJA/rlgvdzenevo/
ロイターがまとめた世界のトップ気候科学者のリストはこちら
https://graphics.reuters.com/CLIMATE-CHANGE/SCIENTISTS-LJA/xklpyyldgpg/
海洋資源計測学の第一人者である齊藤名誉教授は、衛星データと数値予測モデルデータを利用した海洋環境の観測や、漁場予測モデルの開発などを行ってきました。また見延教授は、大気と海洋の自然な気候変動、人為起源の気候変化、そして両者の相互作用についての研究において、世界をリードする成果を挙げてきました。
お2人のコメントをお届けします。
齊藤 誠一(さいとう せいいち)北極域研究センター研究員(前センター長・名誉教授)
コメント:
この度「世界で最も影響力のある環境科学者1000人」に選出されたことを、私自身はURAからの知らせで初めて知りました。思いもしなかったことで驚きとともに、大変光栄に思っています。在職中に研究室の院生や学内外の共同研究者と行ってきた海洋生態系の気候変動への応答や、衛星による海洋環境モニタリングに関する研究成果が評価されたのかと思います。これまで地球温暖化が漁業や増養殖業に与える影響やその適応策に関連した研究を行ってきましたが、今後も気候変動に関する応用研究に貢献したいと考えています。
研究者情報はこちら
https://researchmap.jp/read0180110/
見延 庄士郎(みのべ しょうしろう) 理学研究院 教授
コメント:
今回、世界で最も影響力のある気候科学者(climate scientists) の一人に選ばれたことは、大変光栄です。この選出が行われたことは、気候研究の重要性がますます高まっていることを反映しています。その重要性の高まりの背景には地球温暖化があり、地球温暖化の影響は今後さらに増大するので、気候研究はさらに重要となるでしょう。本学は、我が国の大学の中でも、充実した気候科学の研究・教育を行っていますので、学内外の方々とともに今後も気候科学の研究・教育に精進したいと考えています。
研究者情報はこちら
https://www2.sci.hokudai.ac.jp/faculty/researcher/shoshiro-minobe