【Academic Fantasista 2023】北海道小樽潮陵高校の生徒23名に見学講義を実施

「未来社会を考える」大学院教育推進機構 教授 宮本 淳

大学院の教育について考える高等教育学を専門としている宮本さんは、小学生から高校生までを対象に大学研究の重要性やおもしろさを伝える取り組みをしています。今回の講義では、2人の大学院生を迎え、大学進学までの経緯や研究について話す場を設けました。農業か宇宙の研究を行いたくて北大を目指したという農学院博士後期課程1年の藤木卓巳さんと、何がしたいかわからないけれど、あとで見つけようと考えて北大に入学した文学院博士後期課程2年の白井那奈さん。異なる入学経緯を持つ2人ですが、選択肢を広く持ちながら、好きという思いややりたいという欲求を大切に、それに従って進む道を選んできたと話しました。続いて行われたフリートークでは、宮本さんと大学院生が生徒たちと和やかな雰囲気で会話しました。最後に宮本さんは、挑戦し続けることの重要性を生徒たちに伝え、講義を終えました。

左 右
生徒たちへ大学での生活や研究について話す大学院生の白井さん(左)と藤木さん(右)

南極の氷に触れる小樽潮陵高校の生徒たち南極の氷に触れる小樽潮陵高校の生徒たち

講義を受けた生徒からは「様々な分野の話を聞けて面白かった。視野を広く持つことや何でもやってみることの重要性が分かった」、「研究を楽しんでいる姿を見て、自分も大学に入ったらこんなふうに生き生きと過ごしたいと思った」など、大学での学びに強い関心を抱いた様子でした。

日時:2023年12月22日(金)10:00-12:00
会場:農学部本館
参加生徒:北海道小樽潮陵高等学校 2年生 23名

(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)

アカデミックファンタジスタとは?

北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に31名の教員が講義を実施しています。2023年度の参加教員はこちら

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