令和8年度文部科学大臣表彰を5名の教員らが受賞

<写真>文部科学大臣表彰・表彰式の会場にて。左から薬学研究院の松田研一准教授、地球環境科学研究院の佐藤安弘助教、低温科学研究所の大場康弘准教授、薬学研究院臨床薬学教育研究センターの森綾子技術専門職員

4月7日(火)、文部科学省より、科学技術に関する研究開発や理解増進等において顕著な成果を収めた方を表彰する「令和8年度文部科学大臣表彰」の受賞者が発表され、本学から「科学技術賞(研究部門)」1名、「若手科学者賞」3名、「研究支援賞」1名の計5名が受賞しました。表彰式は15日(水)に文部科学省で執り行われ、表彰状が授与されました。

本学の受賞者からコメントが届きましたので、ご紹介します。

科学技術賞(研究部門)

大場 康弘(おおば やすひろ) 低温科学研究所 准教授

大場 康弘

受賞業績:太陽系始原物質に含まれる有機物とその起源に関する研究

コメント:
この度は、文部科学大臣表彰を賜り、身に余る光栄に存じます。本受賞は、低温科学研究所をはじめとする多くの研究機関の共同研究者の皆様から賜りましたご指導、ご協力のたまものであり、心より感謝申し上げます。また、私の研究を陰で支えてくださった低温科学研究所事務部ならびに技術部の皆様、これまでご一緒してきたグループ秘書の皆様、そして私の家族の支えなくしては成し得なかったものと、改めて実感しております。「はやぶさ2」および「OSIRIS-REx」という二つの国際的小惑星サンプルリターンプロジェクトに携わることができたことは、本表彰をいただくに至った大きな契機であったと考えております。今後は、これまでに培ってきた技術と知識を、MMXをはじめとする次世代のサンプルリターンミッションに活かすとともに、若い世代へと着実に引き継いでいけるよう、より一層研鑽を重ねてまいりたいと存じます。

研究室ウェブサイト:
低温科学研究所 宇宙物質科学・低温ナノ物質科学グループ

若手科学者賞

佐藤 安弘(さとう やすひろ) 地球環境科学研究院 助教

佐藤 安弘

受賞業績:植物における遺伝的多様性の維持と機能に関する研究

コメント:
この度は若手科学者賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。ご推薦いただいた種生物学会をはじめ、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。受賞対象となった研究は、植物の遺伝的多様性が維持されるメカニズムとその生態学的機能を解明するものです。北海道の豊かな自然と広大なフィールドに魅了され、この地に拠点を移して2年になります。本賞を大きな励みとし、この地が持つポテンシャルを最大限に活かした研究を展開することで、生物多様性の保全と持続可能な社会の実現に貢献できるよう、一層精進してまいります。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

研究室ウェブサイト:
地球環境科学研究院/環境科学院 生態遺伝学コース

速⽔ 賢(はやみ さとる) 理学研究院 教授

速⽔ 賢

受賞業績:多極⼦による電⼦物性表現論と交差相関現象の理論的研究

コメント:
この度は、令和8年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰という大変栄誉ある賞を賜り、身に余る光栄に存じます。本研究は、多くの方々との議論や協力の中で育まれてきたものであり、日頃より貴重なご助言をいただいている共同研究者や関係者の皆様に深く感謝申し上げます。また、推薦書をご執筆いただいた先生方、日本物理学会の皆様、そして日々研究を支えてくれている研究室メンバーにも心より御礼申し上げます。さらに、常に温かく支えてくれる家族の存在にも感謝しています。本受賞を励みに、今後も一層研究に精進してまいります。

研究室ウェブサイト:
理学研究院 速⽔ 賢教授

松⽥ 研⼀(まつだ けんいち)薬学研究院 准教授

⼤城 賢

受賞業績:天然物⽣合成酵素の開拓と有⽤化合物合成への応⽤研究

コメント:
この度は若手科学者賞という栄誉ある賞をいただき誠に光栄です。ご推薦いただきました日本薬学会をはじめ、これまでご指導を賜りました先生方、共同研究者の皆様、日ごろ支えてくださる学内関係者の皆様、力強く研究を前に進めていただいた学生諸氏、そして日々の支えとなってくれた家族に、心より御礼申し上げます。 生命の生存競争は、複雑な有機物を合成するための様々な触媒を生み出し、これを洗練してきました。自然界に存在するこうした触媒の潜在能力をさらに引き出し、合成化学の効率化を試みるアプローチは、コストや環境負荷の少ないスマートな物質生産技術につながる大きな可能性を秘めています。社会の持続可能性の向上に寄与することを目指して、この度の受賞を励みにこれからも日々の研究・教育活動に邁進していく所存です。

研究室ウェブサイト:
薬学研究院 天然物化学研究室

研究⽀援賞

森 綾⼦(もり あやこ) 薬学研究院臨床薬学教育研究センター 技術専⾨職員

森 綾⼦

受賞業績:薬学分野の教育と研究および社会連携を⽀援する多⾯的貢献

コメント:
この度は文部科学大臣表彰研究支援賞(高度技術支援部門)という栄えある賞を賜り、誠に光栄に存じます。技術者の立場から、VRやデジタルツールを活用した薬学教育教材の開発やオンライン医療コミュニケーション研究の基盤構築に取り組んでまいりました。「支援が研究を生み、研究が教育と社会へ還る」循環の一端を担えたことを大きな喜びと感じております。この受賞は、ともに挑戦を重ねた先生方、学びを与えてくれた学生たち、実習や研究に協力してくださった市民の皆様、そしてこの大学でご縁をいただいたすべての方々のおかげです。心より感謝申し上げるとともに、今後も科学技術の発展に貢献できるよう精進してまいります。

リサーチマップページ:
薬学研究院臨床薬学教育研究センター  森 綾⼦技術専⾨職員

文部科学大臣表彰の受賞者に贈られた記念メダル文部科学大臣表彰の受賞者に贈られた記念メダル

改めまして、この度のご受賞おめでとうございます。

【写真 東京オフィス 脇 ゆうりか、廣重 勝彦】