5月24日(金)、北農ビル(北4西1)において、北海道大学とJAグループ北海道の「第3回 連携協議会」を開催しました。本学とJAグループ北海道は平成29年10月、食と農を中心とした幅広い分野の発展に寄与することを目的として包括連携協定を締結し、以降、毎年春に連携協議会を開催しています。

連携協議会では、西井準治 理事・副学長からの開会挨拶のあと、ホクレン経営企画部の南 章也 企画課長、JA北海道中央会の高橋直樹 協同活動推進室長から昨年度の活動経過報告がありました。続いて、今年3月と4月に放送され、本連携協定の成果について紹介したテレビ番組「あぐり王国北海道NEXT」(JAグループ北海道提供)のダイジェスト版による放映報告がありました。
その後、本学 野口 伸 農学研究院副研究院長より今年度の活動計画と連携体制の変更について提案があり、より分野横断的に人材育成・研究交流を推進していくことが承認されました。最後にJA北海道中央会 柴田倫宏 常務理事より挨拶があり、連携により商品開発にいたるような成果があったこと、令和の時代も北海道地域に根差した連携を推進していくことを改めて確認しました。
引き続き、研究報告会が開催され、今後の共同研究等につながることが期待される両機関の研究シーズが紹介されました。質疑応答では、JA側から現場のニーズを踏まえた多くの質問があり、北海道大学の研究シーズへの期待が伺えました。
開会挨拶する西井理事・副学長
ロバスト拠点について紹介する松本教授
質疑応答の様子
閉会挨拶する柴田常務理事
〇研究報告会プログラム
特別報告 「ロバスト農林水産工学国際連携研究教育拠点の現状について」
北海道大学 工学研究院 教授 松本 謙一郎
1.JAグループ研究報告
- ①「ホクレン訓子府実証農場のご紹介」
場長 篠原 禎忠 - ②「レッドビートの取組み事例」
農業総合研究所 食品流通研究課 主査 武田 貴宏
2.北海道大学研究報告
- ①「抗氷核活性を利用した農産物の品質保持や凍結制御の技術開発」
農学研究院 准教授 荒川 圭太 - ②「UAVマルチスペクトルリモートセンシングによる
水稲の生育・病害虫診断技術開発」
理学研究院 特任准教授 栗原 純一 - ③「ペーパーマイクロチップとスマートフォンを活用した検査システム」
工学研究院 助教 石田 晃彦 - ④「AI・RTを活用した除草作業自動化技術の開発」
工学研究院 准教授 江丸 貴紀
関連リンク:
北海道大学とJAグループ北海道が包括連携協力の推進に係る協定を締結(PDF)
北海道大学とJAグループ北海道が連携協議会を開催~両者による包括連携協定に基づき,3回目の開催~(PDF)