2021年1月23日、 北海道大学総合博物館から、ライブ配信「チコちゃんと一緒に課外授業『ダイナソー小林×クイズノック!わくわく研究室@北大総合博物館』」(主催:文化庁、北海道大学総合博物館、「チコちゃんといっしょに課外授業」製作委員会)が実施されました。解説者としてダイナソー小林こと、総合博物館 小林快次教授が出演。人気YouTuber・QuizKnockの須貝駿貴さんとこうちゃんと一緒に、チャットで寄せられた視聴者からの質問やコメントに答えながら、恐竜研究の世界に誘いました。時折、NHKのテレビ番組でおなじみのチコちゃんやヒゲじい(ダーウィンが来た!)も登場し、番組を盛り上げていました。


第1部 北海道恐竜の謎
近年、恐竜化石の発見が相次ぎ、注目を集めている北海道。第1部では、道内各地の博物館から恐竜化石や展示が紹介され、北海道の恐竜についてクイズ形式で学びました。本学の総合博物館からは、いつもは収蔵室の引き出しの中で眠っているニッポノサウルスの貴重な実物骨格標本(タイプ標本※)が登場しました。ニッポノサウルスは、日本人によって初めて発掘・研究された恐竜で、北海道帝国大学(現在の北海道大学)の長尾巧教授によって1936年に命名されました。
※タイプ標本とは:ある生物を新種として記載し、学名を命名する際に、その学名の基準として指定された標本のこと



また、小林教授が現在研究中のカムイサウルス(むかわ竜)の大腿骨断面の薄片を見せながら、恐竜の年齢を調査する方法について解説しました。

第2部 恐竜研究のすべて
小林教授の案内で、普段は見ることが出来ない総合博物館のバックヤードに潜入。QuizKnockの2人が、収蔵室で化石標本を手に取って観察し、ボランティアの方々の指導のもと化石クリーニングに挑戦しました。後半では、小林教授がウエブ会議システム(Zoom)で参加者の質問に答えました。




ライブ配信を終えた小林教授は、「最近は、オンラインでの講演が増えてきており、恐竜ファンの子どもたちと直接触れ合う機会が減っています。そういったなか、今回の配信のようにインタラクティブで体験型のイベントで、キラキラ輝く子どもたちの目を見ることができて、私自身も大変励まされました」と感想を語りました。
また、QuizKnockの2人も「あっという間の1日でした。この総合博物館にはプライベートでも来なくては!ですね」と、恐竜以外にも様々な分野の収蔵物を数多く所有する本学の総合博物館に驚き、ますます知的好奇心をくすぐられたようでした。
2月26日まで見逃し配信中(有料)ですので、ぜひご覧ください。
(総務企画部広報課 学術国際広報担当 川本真奈美)
■チコちゃんと一緒に課外授業「ダイナソー小林×クイズノック!わくわく研究室@北大総合博物館」の詳細はこちら
第1部ライブ配信: 2021年1月23日(土)午後2時~
第2部ライブ配信: 2021年1月23日(土)午後4時~
見逃し配信: 2021年2月26日(金)午後5時まで
会場:北海道大学総合博物館
主催:文化庁、北海道大学総合博物館、「チコちゃんといっしょに課外授業」製作委員会(株式会社NHKエンタープライズ、アスミック・エース株式会社、株式会社共同テレビジョン、伊藤忠商事株式会社)
※本ライブ配信は、文化庁委託事業「博物館異分野連携モデル構築事業」の一環として実施されました。
出演者:北海道大学総合博物館 小林快次 教授、QuizKnock 須貝駿貴さん・こうちゃん、ダーウィンが来た! ヒゲじい、チコちゃんなど
QuizKnockとは
QuizKnock(クイズノック)は、東大クイズ王・伊沢拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。YouTubeチャンネル登録者数は155万人を突破。(2021年1月時点)
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