薬学研究院 原島秀吉教授が国際薬剤師・薬学連合(FIP)のHøst Madsen Medalを受賞

2021年624日(木)、北海道大学大学院薬学研究院の原島秀吉教授が、国際薬剤師・薬学連合The International Pharmaceutical Federation ; FIP)の最高科学栄誉賞であるHøst Madsen Medal を受賞することが発表されました。

原島教授は、東京大学で薬学を専攻した後、30年以上にわたり、ナノ医薬、遺伝子治療、核酸医薬、ドラッグデリバリーの分野で活躍してきました。

薬学研究院 原島秀吉教授(撮影:中村健太) 薬学研究院 原島秀吉教授(撮影:中村健太)

今回の受賞について原島教授は、「これまでのHøst Madsen Medal受賞者のリストを見ると,論文や教科書で目にしたことのある著名な研究者が並んでおり、薬学者として以前から会ってみたいと思っていた方々ばかりです。この栄誉あるメダルを授与されたことは、私にとって思いがけない光栄なことです。これを励みに、科学の世界で新たな挑戦を続けていきたいと思います」とコメントしました。

2021年9月15日(水)(日本時間午後8時~)、オンラインで授賞式が執り行われ、その際、原島教授は"MEND: From Controlled Intracellular trafficking to Clinical application for nanomedicines" と題した受賞講演を行います。また原島教授の研究とキャリアについての詳細は、来月発行のInternational Pharmacy Journalにインタビュー記事として掲載される予定です。

プレスリリースはこちら
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/210625_pr2.pdf

原島教授の研究活動については、2021年5月19日リサーチタイムズ掲載の下記インタビュー記事にまとめられています。
(参考:北海道大学リサーチタイムズ「時代を先取りしたナノ医薬で北大を遺伝子医療の拠点に」)。

■賞の概要
FIPは、1912年に設立した薬剤師と薬学研究者の国際組織であり、世界保健機関(WHO)と公式に連携しています。146の加盟団体を通じ、世界中の400万人以上の薬剤師と科学者を束ねています。Høst Madsen Medalは、薬学の卓越した業績をたたえるために1年おきに授与されるもので、FIPの最高科学栄誉賞です。