〈写真〉農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT」内にある食と農業の大切さと課題について学ぶシアター。4面の映像空間で没入体験を楽しめる
3月30日(木)、北海道ボールパークFビレッジ(以下、Fビレッジ)内の農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT(クボタ アグリ フロント)」の開業式が行われました。6月30日のグランドオープンに先駆けて、「KUBOTA AGRI FRONT CAFE(クボタ アグリ フロント カフェ)」がオープンしています。
「"食と農業"の未来を志向する仲間づくりの場」をコンセプトとするこの施設は、2021年10月に締結された北海道大学と株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントとの3者連携協定に基づき、株式会社クボタが設置しました。

開業式では、株式会社クボタの北尾裕一 代表取締役社長、北広島市の上野正三 市長、株式会社北海道日本ハムファイターズの前沢賢 取締役とともに、北海道大学を代表して行松泰弘 理事が挨拶とテープカットを行い、「3者連携を通じて、次世代の農業を担う人材の育成や農業を中心としたコミュニティの創出、子ども達の農業への興味喚起に貢献していきたい」と話しました。


今回、ファイターズとクボタとの橋渡し役となり、スマート農業研究の第一人者として知られる北海道大学 農学研究院 教授の野口 伸さんは、「これまで議論してきたことがこのような形で実現して、大変うれしく思っています。ファイターズさん、クボタさんと協力して、魅力ある新しい技術、新しい農業を発信し、子ども達に未来の農業を知ってもらう取組みにしていきたいと考えています。」と、今後の展望について語りました。


株式会社クボタ 理事の習田勝之さんは、「これからはより高度な技術を通じて、農業をサポートしていくことが必要となってきます。そういった観点で、野口先生をはじめ北海道大学の皆様には、最先端の技術開発の面でサポートいただき、ともに技術の進化を生み出していくような取組みをしていければと思っています」と、本学との連携について語りました。

グランドオープン後は、施設見学と農業経営ゲームがセットになったツアープログラムなども実施予定とのこと。ぜひ、FビレッジのKUBOTA AGRI FRONTで、イベントや体験を通じて最先端の農業に触れ、学び、考え、楽しんでください。


【文・写真:広報・社会連携本部 川本 真奈美】