【Academic Fantasista 2022】苫小牧研究林で札幌日大高校の生徒を対象に講義を実施

北方生物圏フィールド科学センター 教授 中村 誠宏

〈写真〉国内で唯一の「林冠観測用クレーン」で上空から森林を観察

「森林生態系の健康診断!」北方生物圏フィールド科学センター 教授 中村 誠宏

森林をフィールドとして、植物と昆虫との相互作用や、気候変動への応答などを研究している中村教授は、苫小牧研究林長を務めています。202288日(月)、苫小牧研究林に札幌日大高校の生徒たちを招いて、体験を交えた講義を実施しました。

北方生物圏フィールド科学センター 苫小牧研究林長 中村誠宏 教授北方生物圏フィールド科学センター 苫小牧研究林長 中村誠宏 教授

冒頭で、中村教授が苫小牧研究林の森林や土壌の特徴について解説したあと、3つのグループに分かれ、研究林で行われている様々な野外調査を紹介しました。生徒たちは、国内で唯一の「林冠観測用クレーン」に乗って20m以上の高さから森林を観察し、昆虫や野ネズミの調査などにも挑戦しました。

林冠観測用クレーンに乗って上空から見た苫小牧研究林林冠観測用クレーンに乗って上空から見た苫小牧研究林
木の上の方と下の方では、葉っぱの大きさや形状が違うことを観察木の上の方と下の方では、葉っぱの大きさや形状が違うことを観察
研究林に生息している野ネズミや昆虫を観察研究林に生息している野ネズミや昆虫を観察

終了後のアンケートでは、「自然と直接触れ合いながら、知識が得られてよかった」、「ここでしか出来ない貴重な経験ができた」などの感想が寄せられました。

終了後に全員で記念撮影終了後に全員で記念撮影

日時:2022年8月8日(月)13:00-15:30
会場:北海道大学 苫小牧研究林
参加高校:札幌日本大学高等学校
参加生徒:1-2年生 15名

【広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門、写真:広報課 広報・渉外担当(当時)齋藤麻衣】

アカデミックファンタジスタとは?
北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。2022年度はコロナ対策を十分に行って、札幌近郊の高校等を対象に22名の教員が講義を実施しました。2022年度の参加教員はこちら

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