【Academic Fantasista 2023】低温科学研究所で札幌龍谷学園高校の生徒16名に見学講義を実施

<写真>木村教授が自分で組み立てる実験装置

「宇宙じんの作り方」低温科学研究所 教授 木村 勇気

11月7日、札幌龍谷学園高等学校の生徒16名がアカデミックファンタジスタで低温科学研究所を訪れました。講義を担当したのは、宇宙における物質進化の謎の解明に向けて日々実験に取り組んでいる木村さんです。座学講義では、ロケットを使った無重力実験で星の欠片を再現した事例を紹介。国際的なチームを立ち上げ実験装置を作り、ロケットを打ち上げて実験を成功させるまでの経緯を話しました。講義後は、生徒たちを研究室などへ案内。部品の選定から設計・組立までをすべて自身でおこなっているという製作途中の実験装置を公開したり、共同利用工作室では技術職員を紹介し、彼らの協力があってこそ実験が成り立っていると話し、研究はチームの総合力が必要であると伝えました。

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<p><span style=見学をした生徒たちは、実際の顕微鏡の大きさや、研究を行うために使用する装置を自ら組み立て、実験を行うため海外へ運ぶ話など、普段あまり知ることのない研究の裏側を興味深く聞いている様子でした。

日時:2023年11月7日(火)13:30-14:30
参加生徒:札幌龍谷学園高等学校 2年生 16名

(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)

アカデミックファンタジスタとは?

北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に31名の教員が講義を実施しています。2023年度の参加教員はこちら

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