10月31日(木)、札幌北斗高校にて、出張講義を実施しました。当日の講義レポートが届きましたのでご紹介します。
「医療・保健を変革するデータヘルス/医療情報」保健科学研究院 教授 小笠原克彦
医療情報学が専門の小笠原さんは、日本や北海道の医療の現状と医療情報について話をしました。北海道は全国より20年早く少子高齢化が進んでいて対策が急務であること、北海道で医療を学ぶということは日本の未来を先取りすることになると解説しました。また、情報の真偽を問う簡単な実験を行い、医療においても情報が医師や看護師の判断材料となり有用性が認められる一方で、判断を誤るリスクにもつながるので注意しなければならないと語りました。

受講した生徒たちからは、「北海道の医療における課題が理解できで、自分にも何かできないかと考えた」「情報やデジタルツールをうまく活用することで医療従事者の負担軽減の方策を考えたい」などの感想が寄せられました。
日時:2024年10月31日(木) 15:45~16:45
会場: 札幌北斗高等学校
参加生徒:1-3年生 26名
(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)
アカデミックファンタジスタとは?
北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に29名の教員が講義を実施しています。2024年度の参加教員はこちら。
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