【Academic Fantasista 2024】鹿追高校にて出張講義を実施

2月14日(金)、鹿追高校にて出張講義を実施しました。当日の講義レポートが届きましたのでご紹介します。

「ジェンダーの視点でみる労働の世界」教育学研究院 教授 駒川智子

駒川先生はジェンダーの視点から、日本の労働環境に存在する男女格差について、国際比較やさまざまなデータを基に紹介しました。また、そのような問題をもたらしている性別役割分業が、「自分らしさ」「その人らしさ」を損なっていることを紹介されました。その上で、誰もが自分らしく仕事も家庭も大切にできる社会に向けたダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンやワーク・ライフ・バランスの推進に取り組む企業の探し方について説明しました。

駒川先生

受講した生徒たちからは「アルバイトをしていないため職場での性差について考えたことがなかったが、そうした問題が一般的にあるということを認識できた」、「今日学んだジェンダーのことを調べていこうと思うきっかけになった」など、知識を実生活と結びつけ、探究的な学びにつなげようとする意欲が伺えました。

日 時:2025年2月14日(金)13:25~14:15

会 場:北海道鹿追高等学校

参加生徒:1年生 74名

(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)

アカデミックファンタジスタとは?

北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に29名の教員が講義を実施しています。2024年度の参加教員はこちら

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