【Academic Fantasista 2024】北海高校の生徒15名に見学講義を実施

1月31日(金)、北海高校の生徒15名が数理・データサイエンス教育研究センターを訪れ、講義・見学を行いました。当日の講義レポートをご紹介します。

「漸化式を使って様々な現象を数式にしてみよう」電子科学研究所 教授 長山雅晴

様々な現象を理論的に理解するために「数理モデリング」の研究をしている長山さん。数学の基礎知識から始まり、メトロノームやろうそくの炎の同期現象、交通渋滞の発生原因について、実験動画を交えながら、わかりやすく解説しました。講義の後半では、プラスチック板で作られた船を水に浮かべる実験や、実際に研究室を見学するなど、大学での研究や雰囲気に触れる体験をしました。受講した生徒からは、「今やっている基本的なことが後々どのように役立っていくのかを講義を通して実感できたので、今の勉強を疎かにせずに頑張ろうと思った」とか、「数学が医学とも繋がっているのを知り、とても興味を持った」、「渋滞やメトロノームの話がとても興味深く、面白かった」など、興味深く参加した様子が聞かれました。

漸化式について解説する長山教授漸化式について解説する長山教授
研究室で書庫を見学する生徒たち。多くの本に興味を惹かれる生徒も研究室で書庫を見学する生徒たち。多くの本に興味を惹かれる生徒も
参加した北海高校の皆さんと長山教授(左端)参加した北海高校の皆さんと長山教授(左端)

日 時:2025年1月31日(金)16:30-18:00

会 場:数理・データサイエンス教育研究センター

参加校:北海高等学校

参加生徒:1年生 15名

(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)

アカデミックファンタジスタとは?

北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(Academic Fantasista)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に29名の教員が講義を実施しています。2024年度の参加教員はこちら

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