12月12日(金)、札幌北高校にて、出張講義を実施しました。高校から当日の講義レポートが届きましたのでご紹介します。
「疫学と医学で読み解くデータサイエンス」環境健康科学研究教育センター 特任准教授 岩田啓芳
PFAS(有機フッ素化合物)と川崎病の関連を検証した疫学論文を題材に、研究の進め方、とりわけ疫学・統計学の重要性について講演を伺いました。科学的判断には「薬が病気に有効か」「因子が病気と関連するか」を厳密に検証する必要があり、そのためには膨大なサンプル数が不可欠です。相関と因果を峻別し、データを正しく処理することが疫学の基盤であると学びました。PFASと川崎病発症との関連性を検証する過程自体に、科学的探究の姿勢と多くの学びが凝縮されていました。生徒たちは、計算をしたり作図したりする実習に真剣に取り組んでいました。PFASが川崎病を抑制するように見える解析結果に、質問が出るなど白熱した講義でした。留学についてのアドバイスや、医師・研究者としてのキャリアについてのお話にも生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
生徒の質問に答える岩田特任准教授日 時:2025年12月12日(金)15:40-17:00
会場:北海道札幌北高等学校
参加生徒:1-2年生 21名
(広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)
アカデミックファンタジスタとは?
北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業、「アカデミックファンタジスタ(ACADEMIC FANTASISTA)」。内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しています。今年度は北海道の高校等を対象に31名の教員が講義を実施しています。2025年度の参加教員はこちら。
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