【Academic Fantasista】池田貴子 特任助教(CoSTEP)が札幌日本大学高等学校の生徒に向けてオンライン講義を実施

殺さなくても、防げます
池田貴子 特任助教(科学技術コミュニケーション教育研究部門、CoSTEP)が「殺さなくても、防げます-野生動物とのほどよい距離感を考える-」と題し、札幌日本大学高等学校の生徒を対象としたオンライン講義を実施しました。

オンライン講義の様子 オンライン講義の様子

都市に生息する野生動物の生態学と人獣共通感染症の疫学を専門とする池田特任助教は、おもにエキノコックス感染予防の観点から、キツネの生態を研究しています。講義では、キツネへの餌付けなどの課題について映像を用いて紹介し、「人と野生動物が共生するためには、適切な距離をとって、お互いの生活圏内に踏み込まないようにすることも大切です」と語りました。また、課題解決のためには専門家と様々な立場の人達が対話する、科学技術コミュニケーションが必要であると話し、サイエンスカフェやワークショップなどの実践例を紹介しました。

北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)池田貴子 特任助教 北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)池田貴子 特任助教

参加した高校生からは、「キツネに対する考え方、捉え方が大きく変わりました」、「共生の意味についてしっかり理解できました」などの声が寄せられました。
学生時代からフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動し、CoSTEPではサイエンスビジュアリゼーションを指導している池田特任助教。スライドの見やすさ、分かりやすさ、そしてフォントの使い方なども高校生たちから好評でした。

活発に質疑応答に参加する生徒たち 活発に質疑応答に参加する生徒たち

日 時:令和3年2月4日(木)17:00-18:30
会 場:札幌日本大学高等学校
参加者:1-2年生 計9名
講 師:池田貴子 特任助教(科学技術コミュニケーション教育研究部門、CoSTEP)
講義タイトル:「殺さなくても、防げます-野生動物とのほどよい距離感を考える-」

Academic Fantasistaとは?
本学の第一線の研究者が出張講義や、訪問受入れなどを通じて高校生に研究を伝える「Academic Fantasista(アカデミックファンタジスタ)」。2020年度はコロナ対策を十分に行って、札幌近郊の高校等を対象に15名の教員が講義を実施しました。2020年度の参加教員はこちら
当事業は、内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと、平成24年度より実施しています。

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(総務企画部広報課 学術国際広報担当)